ある税理士の音楽遍歴#2-THE MAD CAPSULE MARKET’S『PARK』

こんにちは。東京都千代田区水道橋で開業しています、ひとり税理士の竹岡悟郎です。

ある税理士の音楽遍歴第2弾。今回はTHE MAD CAPSULE MARKET’S。1994年リリースの『PARK』というアルバムです。

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ハードコアパンクの目覚め

中2の秋リリースですね。この時期くらいは前回の第1弾で紹介したhideを中心に、ヴィジュアル系とか結構聴いていました。ゴツゴツの色黒陸上部員が。足速かったんですよ。

そんな感じだったんですが、たまたま部活がない日に早目に家に帰った夕方、ミュージックトマト(テレビ神奈川系列)という音楽番組があって、ただMVを垂れ流す番組をサンテレビで見てたのですが、そこで流れたのでが今回紹介する『PARK』というアルバムに収録されている「公園へあと少し」でした。

うわっ、かっこいいわ・・・

激しい轟音の中に漂う、ポップでどこか儚さを漂わせる美しいメロディー。完全に持っていかれました。そしてこの曲をきっかけに、ハードコアパンクのカッコよさに目覚めた感じがします。

激しさとポップさが共存

『PARK』というアルバムは、ハードコアパンクの攻撃性を土台にしながらも、驚くほどポップで親しみやすいフックを持っていて、突き抜けるような激しい曲もあれば、肩の力が抜けた軽やかな曲もあって、その振れ幅も心地よいです。

ハードなリフに鋭いKYONOのラップから、そこへ要所要所ポップなメロディが投げ込まれる感じで、
曲の途中でテンポや展開が唐突に変わる瞬間がなんかとても気持ちいい。

MADのサウンドは主にベースのCRA¥が担っているところが大きいと思いますが、それまでギタリストを目指していた私ですが、CRA¥の影響か、徐々にベーシストに方向性が変わって来たのがこの頃。CRA¥、好きだったなー

そういえば、このアルバムのボーナストラックにCRA¥がボーカルの「THE LIFE IN FAIRY STORY」という曲があるのですが、これって初回盤しかないのですかね。めちゃくちゃいい曲で、CRA¥のキンキンした声も妙にハマって最高だったのですが、今聴けるんですかね・・・

デジタル化への移行へ

『PARK』の次に、『4PLUGS』(1996年)というアルバムが出て、このアルバムはMAD史上、最もハードでポップ性を排除した硬質なサウンドが最高だったのですが(特に1曲目「POSSESS IN LOOP」から「CRACK」「神歌」と続く流れがヤバすぎる)、これ以降『DIGIDOGHEADLOCK』(1997)から、バンドは電子音を大きく取り入れ、独自の“デジタル・ハードコア”を確立していきました。

ただ、私自身はその変化が合わず、いつの間にか彼らのMADから離れてしまった感じです。
まあでも、久しぶりに『PARK』を聴き直してみると、あの頃と同じ感情が蘇ってきて、やはり良いものは、年月を経ても良い。音楽っていいなあと感じます。

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