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ある税理士の音楽遍歴#1 -hide『HIDE YOUR FACE』(1994年)
こんにちは。東京都千代田区で開業しています、ひとり税理士の竹岡悟郎です。
誰しもが「音楽に衝撃を受けた瞬間が」あるのではないかと思います。そんな衝撃を受けた音楽、影響を与えた音楽をアルバム単位でつらつらと書き連ねていこうかなと思います。
自分の世界を変えた最初のアルバム

私にとっては最初のギターヒーローです。
リリースが1994年ということで、中2でちょうどギターを始めたくらいの時期です。
この当時hideは、X JAPANのギタリストとして超絶人気を誇っていました。もともとX(X JAPANに改名する前)自体も好きでしたが、XはやっぱりYOSHIKIのバンドっていう認識があって、その中でhideはちょっと異質な、ポップでキャッチーで遊び心に溢れ、みたいに言われてて、それがたまらなく好きでした。
そのhideがソロでアルバムを出す。一体どんなもんが飛び出してくるんや、とワクワクしながらレコード屋に駆け込んで行ったのをなんとなく覚えています。
そしていざCDラジカセの前で正座しながら再生—― もうそのサウンドの多彩さに圧倒されました。ハードロック、パンク、インダストリアル、オルタナティブ……中2がそんなジャンル分けなんか知らないですけどね…
でもまあとにかく一言では表せない音の洪水。なんかやばい世界の扉を開いたような感覚を持ったのは確かです。
当時の音楽シーンとの関係
1990年代半ばといえば、X JAPANやLUNA SEA、GLAY、黒夢といったバンドが注目を集め、ヴィジュアル系全盛期(僕も大好きでした)。また同時期に、海外ではNirvanaやNine Inch Nailsなど、オルタナティブロック波が押し寄せていました。
その中で『HIDE YOUR FACE』は、それらを繋ぐのかけ橋のようなアルバムだったのではないかと思います。ヴィジュアル系の枠組みにとどまらず、海外の最新の音を日本流に消化し、さらにhideの個性を加えた作品。それをリアルタイムで体験できたことは、自分の人生にもの凄い影響を与えたと思います。しかも中2でなんで、その衝撃は計り知れないですよね。
初めてライブに行ったアーティスト
初めてライブに行ったのも確かhideだったような。大阪城ホールでした。
当時のX JAPANのライブは、女性ファンが興奮して上半身裸になるという噂がいろいろ飛び交っており、ライブ中もライブを楽しむと同時に、上半身裸の女性がいないか目を凝らして探してみましたが、そんな人たちはいませんでした。
ただ、当時ミュージックステーションにhideが出演して、このアルバムに収録されている「DICE」を演奏していましたが、その時のバックダンサーたちが、全身白塗りの全裸で女性たちで、hideに絡みつくパフォーマンスをしていて衝撃を受けたのが強烈に覚えています。
アルバムがくれたもの
この『HIDE YOUR FACE』から、本当の意味で私は音楽に深くのめり込んでいったのだと思います。音楽はただ聴き流すものではなく、自分の気持ちを揺さぶり、考え方まで変える力があるのだと知った感じですね。
あのときの衝撃があったからこそ、その後も様々なジャンルの音楽に興味を持つようになりました。hideの音楽は、多様性を受け入れる感覚を教えてくれたと思います。
そして今でもこのアルバムはときどき聞いており、そのたびに様々な感情が渦巻いてきます。