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プロ野球オールスターゲームのマイク装着を見て思った税理士業のこと
こんにちは。千代田区水道橋のひとり税理士の竹岡悟郎です。
先日開催されたプロ野球オールスターゲーム。
毎年、野球ファンにとっては特別なお祭りのような一戦ですが、今年はなんか選手にマイクをつけて選手同士の会話を聞かせるという面白い試みががありましたね。
試合中に内野と外野の選手が実況と雑談したり、ベンチの雰囲気がそのまま音声で届いたりと、今までにないイメージを覆す“開かれたプロ野球”という雰囲気がありました。
SNSでは真剣にやれとか、賛否の声が飛び交っていましたが、個人的には「変わることを恐れない姿勢」で非常に良かったのではないかと思いました。
変わることは、悪いことではない
プロ野球という伝統あるスポーツでさえ、新しいファン層との接点を模索して工夫を凝らしています。
その姿勢から、私たち税理士業界にも通じるものがあると感じました。
税理士の仕事は、信頼と正確性が命。
だからこそ「変わらない」ことにも価値があるのは間違いありません。
けれども、変わらないことばかりに固執してしまえば、時代とのズレが広がり、お客様との距離も少しずつ開いてしまいます。
当然「変化はリスク」という考えもあるとは思いますが、でも今では、むしろ「変化を受け入れることが、長く選ばれ続ける条件」とも感じています。
保守的な業界だからこそ、小さな変化が価値を持つ
税理士業界はどちらかというと保守的な文化があります。
- 書類は紙で出すのが当たり前
- クライアントとのやりとりはFAXや電話
- 新しい制度やITツールにも慎重な姿勢
それがダメだということではなく(まあでもダメなんですかね・・)
むしろ、法律や制度に基づく職業だからこそ、慎重であることは大切です。
でも、その一方で、クラウド会計の導入、オンライン面談、SNSやブログでの情報発信といった今までの慣習にとらわれない変化を積極的に受け入れている税理士が、確実にお客様から信頼を集め始めています。
プロ野球のマイク企画と同じで、「お堅い世界」が少し開かれるだけで、相手の印象は大きく変わるものです。
守るべきものと、変えるべきもの
大切なのは、何を守って何を変えるのかを自分の中で整理することです。
変わらず大切にしたいこと:
- 法令に基づく正確な申告と手続き
- クライアントとの信頼関係
- 地道に積み重ねてきた専門知識と経験
変えていきたいこと:
- 情報発信のやり方(ブログ・SNS・動画など)
- 業務の効率化(クラウド・AIの活用)
- 顧客とのコミュニケーション方法(対面だけでなくオンラインも)
「変わる」ことは、信頼を失うことではありません。
むしろ、安心して任せられる存在であるために、変化に目を向けることこそ、今の時代に必要な専門家のあり方だと思います。
プロ野球と税理士の共通点?
プロ野球選手がマイクをつけて、声を届けたあの姿には、「もっと近づこう、もっと伝えよう」という想いがあったのではないでしょうか。
私たち税理士も、数字や制度の説明だけでなく、
「あなたのビジネスを一緒に支えていきたい」
「不安や悩みを、気軽に話せる相手でいたい」
そんな想いを届ける必要があるのかもしれません。
だからこそ、変わらない部分は大切にしつつも、
変わる勇気を持つことを、これからも大事にしていきたいですね。
昨日のオールスター戦を観ながら(チラ見ですが。すみません)ちょっと思いました。
めい税理士事務所では一般社団法人やNPO法人など、非営利法人ならではの会計・税務の悩みに、専門的にお応えします。またマネーフォワードを中心に、クラウド会計の導入から日々の運用まで丁寧にサポートいたします。